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病院ブログ

お酒の話

看護部・医療技術部 大槻です。早いものでもう3月。「光陰矢の如し」ですね。

今日はお酒の話題です。

医療・看護・介護・リハビリに関係のない話ばかりで恐縮ですが、昔から適量であれば良薬(百薬の長)といわれ日本人に親しまれてきた「お酒」です。私自身、お酒好きで大勢で飲む酒宴~家族や一人で飲む晩酌まで楽しんでおります。

みなさんご存じの通り、お酒は大きく分けると3つに分類されます。たった3つです。醸造酒(日本酒・ワイン・ビール等)、蒸留酒(ウイスキー・ブランデー・ウォッカ・焼酎等)、混成酒(リキュール等)の3つですが、私はこの中で日本酒が大好きです。

ちょっとした酒うんちくを一つ。お酒を構成する成分の中で、いわゆる「香」と「味」というものがありますがお酒一滴に含まれるその成分が、ウイスキー・ブランデーで400種、ワインで600種、そして日本酒に至ってはなんと700種あるそうです。毎年、同じ酒米、酵母、水そして同じ杜氏が醸しても同じ日本酒を造ることはできない。それが日本酒の醍醐味だと思っています。宴席でうんちくして、まわりの友人・同僚・家族に嫌がられてください(笑)。

今月の1冊(2024-③)

孤篷のひと/葉室麟 (歴史時代小説)茶人・小堀遠州のお話。もっとも有名な茶人は千利休だと思いますが、次いで知名度の高い茶人が利休の流れをくむ古田織部、さらにその二人を師と仰ぐ小堀遠州だと思われます。遠州は千利休・古田織部とは全く異なる「茶道」を極めた人です。利休・織部の2人はまさに「激流」。政にも大きな発言力と影響力をもち、利休・織部は武士ではなく茶人でありながら最後には「切腹」で亡くなっています。幕府にとってそれほど大きな存在だったのでしょう。

それに対し遠州を形容する言葉は「静」「穏やか」「平心」。全く異なった世界観です。「ちょっとお茶やってみようかな」と感じる一冊でした。

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