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院長のひとりごち 突然の出来事

突然の出来事であった。今朝の通勤途中、信号待ちをしていて、青に変わったので自転車のペダルを踏みこんだ瞬間、身体のバランスを崩し、路上で大きくふらついてしまった。危ない、もう少しで転ぶところだった!

何が起こったのか分からず、取りあえず前に進もうともう一度、ペダルを踏みこんでみると、空転した。そう、自転車のチェーンが突然切れていたのだ。もし走行中に切れたら、ただの怪我では済まなかっただろう。

チェーンはペダルの動力をタイヤに伝えるに重要な機能だが、たまにシリコンスプレーを振り掛ける位で、普段は特に気にも掛けていなかった。もちろん、金属疲労を起こして、突然破断するなどということも、全くの想定外だった。しかし形あるもの、いつか壊れるのは避けがたい。

社会でも組織や家族も同じように、人と人とが繋がっている。「絆」は組織を動かす謂わばチェーンの様なのかもしれない。小さなストレスでも、繰り返しが積み重なると取り返しのつかない大きな事故にも繋がりかねない。どんな「当たり前」でも、普段からメンテナンスや点検(ケア)を行い、大事に扱わなければならない、ふと、そう思った。

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